ゲーム理論

 

今日はゲーム理論についてです。

ゲーム理論とは、「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法です。
交渉の場で自分が得する提案をしても、相手に利益がなければ成立する可能性は低くなります。

相手だけ得するような内容も、こちらは容認できません。

全員にとって最も良い選択は何かを数学的に導き出すことが「ゲーム理論」です。

ゲーム理論のうちのナッシュ均衡を説明します。


 

 

4,1とは、Aの利得が4、Bの利得が1のことです。
Aは、Bが戦略1でくると判断した場合は、戦略1:4、戦略2:8なので最適反応は戦略2となります。

Bが戦略2でくる場合は、戦略1:2、戦略2:3なので最適反応は戦略2となります。

したがってAはBがどちらできても戦略2となります。
Bは、Aが戦略1でくると判断した場合は、戦略1:1、戦略2:0なので最適反応は戦略1となります。

Aが戦略2でくる場合は、戦略1:3、戦略2:5となるので最適反応は戦略2となります。

Aは常に戦略2なのでBは戦略2しか選択できません。

均衡した組み合わせは戦略2+戦略2で、A3、B5であり、お互いに最適反応な戦略をとった状態を「ナッシュ均衡」といいます。

2021年01月15日