久しぶりのブログ更新です。
縁あって2023年4月から金沢工業大学客員教授となります。
担当は、「危機管理論」です。
東京のキャンパスは、虎ノ門にあります。
虎ノ門ヒルズのすぐそばです。
今年は、8月に金沢のキャンパスで講義をしますが、テーマは経済安全保障です。
まだまだ経済安全保障は浸透していませんが、日本に必要な政策ですし、学問としても有力です。
興味のある方は、当方にご連絡ください。
何等かのアドバイスできると思います。
サイト管理人のブログです。
久しぶりのブログ更新です。
縁あって2023年4月から金沢工業大学客員教授となります。
担当は、「危機管理論」です。
東京のキャンパスは、虎ノ門にあります。
虎ノ門ヒルズのすぐそばです。
今年は、8月に金沢のキャンパスで講義をしますが、テーマは経済安全保障です。
まだまだ経済安全保障は浸透していませんが、日本に必要な政策ですし、学問としても有力です。
興味のある方は、当方にご連絡ください。
何等かのアドバイスできると思います。
前回のブログで説明しました「ゲーム理論」の発明者ジョン・ナッシュの生涯は、映画「ビューティフル・マインド」を見るとよく分かります。
「ビューテイフル・マインド」は、監督ロン・ハワード、ジョン・ナッシュ役がラッセル・クロウ、妻役がジェニファー・コネリーという名優たちが主役です。
ジョン・ナッシュは1928年、アメリカ・ウェストヴァージニア州ブルーフィールドに生まれ、子供のころは、他人と交流することが苦手な孤独な少年でしたが、頭脳は明晰で有名でした。
プリンストン大学、カーネギーメロン大学で学び、在学中にゲーム理論の研究に打ち込みます。
ですが、ナッシュは、過度のストレスにより、統合失調症に悩むことになります。
映画では、妻が献身的にナッシュを支え、ナッシュは統合失調症を克服しますが、実際には妻は一度離婚し、後に復縁します。
1994年、ナッシュは、ゲーム理論が経済学に多大なる貢献をしたということから、ノーベル経済学賞を受賞することになります。
2015年5月、ナッシュと妻は交通事故で亡くなり、波乱の生涯の幕を閉じます。
映画では、ノーベル賞受賞まで描かれますが、ラッセル・クロウの名演技と夫婦愛が涙を誘います。
ゲーム理論は、経済学だけではなく、戦略論など様々なジャンルで応用されているほどの偉大な理論ですが、ジョン・ナッシュは、かなりの変人で、卑猥な行為で警察に逮捕されたこともありました。
映画「ビューティフル・マインド」をまだ見ていない方は、是非、見ることをお勧めします。
ブラックホールの特異点定理を研究したスティーブン・ホーキング博士の生涯を描いた「博士と彼女のセオリー」と合わせて、ご覧になるのも一興かと思います。
今日はゲーム理論についてです。
ゲーム理論とは、「利害関係を持つ相手がいる状況で、自分と相手の利益を考え、最適な行動を決める」ための思考法です。
交渉の場で自分が得する提案をしても、相手に利益がなければ成立する可能性は低くなります。
相手だけ得するような内容も、こちらは容認できません。
全員にとって最も良い選択は何かを数学的に導き出すことが「ゲーム理論」です。
ゲーム理論のうちのナッシュ均衡を説明します。
4,1とは、Aの利得が4、Bの利得が1のことです。
Aは、Bが戦略1でくると判断した場合は、戦略1:4、戦略2:8なので最適反応は戦略2となります。
Bが戦略2でくる場合は、戦略1:2、戦略2:3なので最適反応は戦略2となります。
したがってAはBがどちらできても戦略2となります。
Bは、Aが戦略1でくると判断した場合は、戦略1:1、戦略2:0なので最適反応は戦略1となります。
Aが戦略2でくる場合は、戦略1:3、戦略2:5となるので最適反応は戦略2となります。
Aは常に戦略2なのでBは戦略2しか選択できません。
均衡した組み合わせは戦略2+戦略2で、A3、B5であり、お互いに最適反応な戦略をとった状態を「ナッシュ均衡」といいます。
皆様、明けましておめでとうございます。
昨年は、コロナ禍に見舞われ、精神的にも経済的にもつらい一年でした。
COVID-19に限らず、これまでの人類の歴史は感染症と人類の闘いの歴史でした。
ペスト、結核、天然痘、スペイン・インフルエンザなど、その猛威はたくさんの人々を殺し、経済を壊滅に追い込みました。
ですが、必ず、人類は感染症を克服してきました。
今年の3月ぐらいから、いよいよワクチン接種が始まります。
これほど迅速にワクチン開発されたのは初めてのことです。
マイナス70度の冷凍保存が必要など、いくつかの問題点はありますが、世界的に抗体保持者が増えれば、自ずと終息することでしょう。
今年が正念場です。
皆様の力を結束して乗り切りましょう。
新型コロナウィルスCOVID-19の猛威が未だ収まりません。
イギリスでは変異体が出現したとのこと、まだまだ状況は予断を許しません。
未来を先取りする当研究所としては、新型コロナウィルスがいつごろ終息するのか、終息した後の世界について研究を進めなければなりませんね。
ブログでは、これからもトピックな話題を取り上げていきます。
皆様のご意見も大募集です。